9月14日(日本時間)から予約開始された新型iPhone3タイプですが、このうちiPhone XR(6.1インチLCDモデル)とiPhone XS Max(6.5インチOLEDモデル)のベンチマーク結果と称するデータが公開されました。
これによると、今年のモデルはシングルコア性能の伸びは目覚ましいものの、マルチコア性能は前年のiPhone Xとほぼ横並びの数字が出ているとのこと。さらに各モデルの搭載RAM容量や動作周波数や、A12 Bionicチップの動作周波数など、性能の詳細も伝えられています。
オランダのブログLets’ Go Digitalは、iPhone XRおよびiPhone XS MaxのGeekbenchスコアを公表。これらはベンチマーク比較サイトGeekbench Browser(Geekbenchの開発および販売を行っているPrimate Labsが運営)から発掘したデータです。
同ブログによると、iPhone XR(Geekbench BrowserではiPhone 11.8と表記)のRAM容量は3GBで、シングルコアスコアは4754、マルチコアスコアは9367とのこと。
そしてiPhone XS Max(Geekbench BrowserではiPhone 11.6)は4GBのRAMを搭載し、シングルコアスコアが4813でマルチコアスコアが10266。この数値が本当だとすれば、シリーズ史上最大のRAM容量だったiPhone Xを超える”Max”になりそうです。
さらにプロセッサ(A12 Bionicチップ)の動作周波数は2.49GHzだとか。iPhone XSの仕様は触れられていませんが、米メディアBGRは「iPhone XS Maxの仕様は同じ」として4GBのRAM搭載を推測しています。
iPhone XRの搭載SoCも、iPhone XS/XS Maxと同じくA12 Bionicチップです。XS Max(と称する)スコアとの差は、RAM容量の違いが影響しているのかもしれません。
他社のスマートフォンとの比較においては目覚ましい数値ではあるものの、前年モデルのiPhone Xはシングルコアが4209で、マルチコアが10116。つまりシングルコア性能は伸びているものの、マルチコア性能はほぼ横並びということに。
アップル公式には、前世代のA11チップよりも15%高速になったとうたわれているA12Bionicチップ。現時点ではソフトの最適化が間に合っていないかもしれず、iOSのアップデートにより真のポテンシャルが引き出されるのを期待したいところです。