今月13日のアップル発表会で、新iPhoneとともに様々な新製品が登場すると見られています。そんななか、有名アナリストが今後のアップル製品につき、様々な予測を語るレポートを発表しました。
アップル未発表製品の予測で知られるアナリストMing-Chi Kuo氏の研究ノートによると、新Apple Watchは全モデルの裏蓋がセラミックとなり、心電図センサーが搭載されるとのこと。ほか新iPad Proのインターフェースや「低価格MacBookはTouch IDサポート」など、時計からタブレットまで網羅した観測が届けられています。
米MacRumorsが入手したKuo氏のノートによると、新Apple Watchは全モデルの裏蓋にセラミック素材が採用されるとか。これまでの普及モデルでは複合材が使われ、セラミック素材は高級モデルの「Apple Watch Edition」のみでした。セラミックはステンレススチールと比べて4倍以上の硬度を持ち、傷がつきにくいとされています。
さらに新Apple Watchは心電図センサーを搭載しているとのこと。Kuo氏は今年3月に「次期Apple Watchは健康管理機能を強化する」と予測していました。また、アップルは2017年末から心電図取センサーを研究中とも報じられていましたが、ようやく製品化にこぎつけるのかもしれません。
ほか、Kuo氏の研究ノート内容を製品ごとに整理すると、次のとおりになります。
新iPad ProはLightningコネクタ廃止、USB-Cインターフェース採用
2018年モデルのiPad Proでは、Lightningコネクタに置き換える形でUSB-Cインターフェースを採用されるとのこと。その際、新たに開発した18WのUSB-C充電アダプタが同梱されるとか。
その一方で、2018年の新iPhoneはLightningコネクタを維持したまま。噂されていたUSB-C 18W充電アダプタは見送られ、従来と同じ5Wアダプタが同梱されると述べられています。
「次期iPhoneに同梱されるUSB-C充電アダプタ」のCAD図面やリークと称する写真は何度か伝えられてきましたが、「iPhone用ではなく、もともとiPad Pro用」ないし「先にiPad Proで採用して様子見、しかる後にiPhoneで採用」という流れが想定されているのかもしれません。
低価格MacBookはTouch IDサポート、Touch Barなし
Kuo氏いわく「12インチのMacBookに代わる低価格のMacBook」は、指紋認証のTouch IDサポートが予想されるとか。これまで噂にも上ったことがない、目新しい観測です。
さらにMacBook Proの一部モデルに採用されているTouch Barはないとのこと。そもそも、MacBook Proでも高価格モデルだけに採用されたTouch Barは「低価格」のコンセプトに反するとも思われます。
6.1インチLCD版iPhoneは発売が遅れる
組み立てとディスプレイの問題により、9月下旬から10月初めまで発売が延期されるとのこと。こうした「製造上の事情による遅れ」という観測は、延期される期間の差こそあれ、最近のBloombergの報道とも一致しています。
ワイヤレス充電マットAirPowerおよび新AirPodsは年内発売
今年の末までに発売されるとか。先月半ばには、AirPowerは「9月発売に向けてデバッグ作業中」との噂がありましたが、デバッグが難航しているのかもしれません。
Kuo氏レポートに取り上げられた未発表製品のうち、どれだけが発表イベントで実際にお披露目されるのか。また、明らかになった新製品の実体は、どれだけ噂とは違うのか。当日は実況生放送を見守りながら、みなさんとともに手に汗を握りたいところです。