
これまでの噂を総合すると、5.8インチ/6.5インチOLEDモデルがそれぞれiPhone Xs/iPhone Xs Max、6.1インチLCDモデルがiPhone 9という予測がほぼ定説となっていました。正式発表まであと数日、新説が波紋を広げています。
海外メディアVentureBeatによると、6.1インチ普及価格モデルiPhoneの名称として「iPhone Xr」という説が流布しているとのこと。噂の根拠も情報の出所も、特に明らかにされていません。
また、「Xr」という修飾語が何を意味するのかも不明です。前世代のiPhone 8/8 Plusから根本的に設計が刷新されたことを「X」に、上位モデルのiPhone Xs/Xs Max(ともに仮称)の「s」よりも下にある廉価版の位置づけを「r」に込めているのかもしれません。
6.5インチモデルに関して噂に上っている「Max」とともに、「Xr」はアップル製品に使われた前例がない文字です。
興味深いことに、噂を伝えるVentureBeatは「Xr」説に対して「割り引いて考える必要がある」として懐疑的です。6.5インチOLEDモデルの候補に上っている「Max」についても「アップルらしくなく、まるで90年代のセンスだ」とコメントしつつ「業界では今年のネーミングは従来の慣例から外れ、おそらく物議を醸すと囁かれている」としており、一概に否定はしていません。
もしも「Xr」が本当だとして、どう読ませるのかが興味深いところです。「てんえす」はまだしも「てんあーる」が発音しやすいとは思えず、日本では「てんら」などローカルな呼び方が派生していくかもしれません。