秋に登場するiOS 12では、「株価」アプリがリニューアルします。チャート表示、関連ニュースを確認しやすくなったのがポイントです。早速その概要をチェックしておきましょう。
なお、本記事では、取材に基づく特別な許可を得た上で、iOS 12のパブリックベータ版をインストールした端末の画面を用いています。正式版として公開されるものと、一部手順が異なることもあり得ますので、ご留意ください。
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チャート表示が小さく表示されるように
従来通り、ホーム画面で「株価」アプリをタップして起動します。アプリアイコンに変化はありません。
新しいデザインでは、小さなチャートが表示されるようになっています。従来は下部の表示エリアを左右に切り替えてチャート選択していたので、それと比べると推移を比較しやすくなりました。
▲「株価」をタップ(左)。株価の推移を視覚的に比較しやすくなりました(右)
関連ニュースをチェックする
一方で、画面下部には常に関連ニュースが表示されるようになりました。上述の通り、従来は左右スワイプで表示を切り替えられましたが、新しい方式ではそういった操作はできません。その代わり、上下にスワイプして表示エリアを広げるようになっています。
▲下部の「ビジネスニュース」が表示されているエリアを上向きにスワイプ(左)。表示エリアが上まで伸びました(右)
例として「AAPL」をタップ。「始値」や「高値」など、株価についての詳細が確認できます。また、チャートを表示する期間は「1日」から「すべて」まで調整可能です。
この画面にもビジネスニュースが表示されます。見出しをタップすると、参照元のウェブサイトへ画面が切り替わりました。株価に影響する最新動向を素早くチェックできますね。
▲株価の詳細画面でニュース見出しを選択します(右)。「Yahoo!ファイナンス」の記事が開きました(右)
ちなみに。詳細画面を閉じるには右上の「×」をタップしましょう。
検索や時価総額表示の切り替え
アプリ上部には、検索ボックスが設定されており、銘柄を検索できるようになっています。また、「割合(%)」「価格」「時価総額」の表示を切り替える操作は、リストの編集画面からは操作できなくなり、画面のアイコンをタップする方法に絞られました。
▲キーワード検索が可能(左)。アイコンをタップすると、「割合(%)」「価格」「時価総額」がの表示が切り替わります
これまでの「株価」アプリを使っていた人も、これから初めて利用する人も、アップデートで急に操作が分からなくならないように、内容をチェックしておくと安心です。